アラサー外資系OLつむぎのBlog

東京生まれ港区在住、外資金融勤務、旅行愛好家、肩書きほどキラキラじゃない生活と年中無休でモヤモヤしてる頭の中

マッチングアプリが苦手な理由について考えてみた

こんにちは、つむぎです。

 

気づけば周りの多くのカップルが「出会いはアプリ」とのたまうようになった今日この頃ですが、未だにその波に乗り切れていないのが私です。

かといって30代に突入してしまった私にとって、年頃の男性と自然に出会って仲良くなってお互い好きになって付き合うことは果てしなく手間と時間がかかることで、想像するだけで気が遠くなる夢物語のように感じます。

 

見渡せば、学生時代からずっと仲良く連んでいて、「友達の彼氏にいそう」なごく一般的な男友達も、ほぼ全員がもれなく誰かの夫になり父になり、そして違う世界の人になりました。

今更ながら、存在のありがたさと逃した魚の大きさを痛感する日々です。

 

とはいえ私も、出会いはいつでもウェルカムな状態であることに違いありません。

事実、アプリに登録して実際に会ってみたり、合コンに参加したり、知人に紹介された人と食事に行ったり。

ただ、新しい人と知り合うチャンスは星の数ほどあるにもかかわらず、なぜか業務のようにこなすばかりで、身が入っていないことを実感します。

男性と会って帰宅した後、一人で湯舟に浸かりながら感じるこの違和感と虚しさと少しの気持ち悪さの正体は何なのか・・・。

 

 

私がこれまでお付き合いした人とは、最初は共通の何かに所属するメンバーとして出会い、一緒に時間を過ごすうちに少しずつ好きになり、自然な成り行きで付き合うことになった、というパターンでした。

そのため、私が誰かと恋人になるはじめの一歩は、お互い全く意識していない状態から、異性としてよりもまずは人間としての関わり合いの中で生まれていました。(第一印象で多少のアリ・ナシがあることは否めませんが。)

ところが、コミュニティーの新陳代謝が活発だった学生の頃と比べると、社会に出て10年近く経てば人間関係が固定化されていきます。それに加えて、恋愛の目的が結婚にシフトしたアラサー婚活女性たちは、アプリや人脈を駆使することで、「付き合いたいくらい大好きな人」ではなく「最小工数でゴールに向けて並走してくれる好都合の人」を探すようになっている気がします。

 

一方の私は、ことに恋愛においては感情丸出しで、結婚が必ずしもゴールではないので、この市場のトレンド変化についていけず、周囲との認識相違に違和感を感じています。

そして、「人とのご縁、一期一会」と昔カタギな意識も災いして、相手を条件でソートし、右へ左へ指で動かし、気に入らなかったらすぐにブロックできる単純作業に虚しさを覚えています。

さらに、婚活は今目の前の人が結婚相手としてアリかナシかの選択を常に迫られる異常状態なので、まだ好きかどうかも分からない相手に初対面の瞬間から異性としてジャッジされ続けます。赤の他人か結婚相手候補かの2択しかない中、その舐めるような視線を向こうから感じ取った時、気持ち悪いと思ってします。

 

これらの理由から、私はマッチングアプリに対して「なんか苦手だな」という意識を潜在的に持ってしまっているようです。

 

結婚を人生の明確なプランに組み入れているわけでもないので、相手に求める条件も厳しく、感覚のままに「素敵な人いたらいいな」程度の人間は、婚活市場では淘汰される運命なのかもしれません。

 

婚活で成功する人って、本当にすごい。